寝違えですか?
心地よく目覚めた朝。

すがすがしい気分で起き上がろうとした瞬間、首の痛み。
朝から気持ちも萎えてしまいますね。
『寝』違えという呼び名の通り、寝ている間の姿勢、負担はたしかに寝違えの原因になりますが、
多くの場合、眠っている間だけでなく、活動時の疲労や負担の蓄積が下地として存在します。
寝違えを引き起こす大きな原因になるのが、肩甲挙筋。

読んで字のごとく、肩甲骨を引き上げる働きをする筋肉です。

また、頚椎につながっているので、首を横に倒す際に、補助的役割を果たします。
日常生活の中では、PC・ほおづえ・書き物をしている時など、
ほかにもリュックを背負う・バッグを肩に掛ける、
電話通話中は常に使われる、など意外と緊張にさらされる場面の多い筋肉です。
こういった負担が、解消されないまま積み重なっていくことで、
潜在的な寝違えのベースが形作られます。
肩甲挙筋のトリガーポイントは首の付け根・肩甲骨の内側に痛みを生じさせます。
振り向く動作が痛い・つらい場合、肩甲骨周辺を温めるのも一つの対処法です。
寝違えを繰り返してしまう方は、寝方だけじゃなく、日常生活の肩甲挙筋への負担に
意識を向けることも、すがすがしい朝を迎えるためのキーポイントです。