ひとの体は十人十色
あなたの状態に合わせて施術をカスタマイズします。
えにしの基盤となるのは、トリガーポイント施術。
分かりやすく言い換えれば、アメリカ式の指圧マッサージです。
筋肉が頑固に凝り固まり、痛みや不快感、時としてしびれなどを引き起こす、
さまざまな不調の元となる『トリガーポイント』。
通常のマッサージのように表層をほぐすだけでは、退治できません。
このトリガーポイントを見つけ出して深層まで刺激を届け、血行改善を促すことで、
あなたが本来持っている自然治癒力を高めていきます。
また、ストレッチも適宜取り入れて、あなたに最適な施術を行います。
(※背骨をボキボキするような施術は行いません。)
ご自分で実践できるケア(ストレッチ・体操・姿勢のアドバイスなど)も必要に応じてお伝えします。
"ストレス"は悪?
私たちは、日々ストレス(負荷)にさらされて生きています。
本来、負荷とは私たちの生存になくてはならないものであり、成長を促す大事な要素です。
赤ちゃんの頃から重力というストレス(負荷)に抗うために、寝返り・ハイハイ・立ち上がって歩いてと、
筋力を発達させ自由な行動を手に入れてきました。
また課題にぶつかった時、問題解決のために頭をフル回転させ答えを導くことは、
脳へのストレスに打ち勝つと同時に脳の発達も促してきました。
このように私たちは、ストレスを受けることでそれをバネにして、
負荷に負けない心と身体を作り上げてきました。
しかし、ストレスを受け続ける一方ではやがてストレスに押しつぶされかねません。
そこで自然界は、ストレスと適切に向き合い、ストレスから回復するすべとして、
体を自動的にコントロールして調整する、自律神経というシステムを生み出しました。
自律神経は、交感神経(オンスイッチ=アクセル)と副交感神経(オフスイッチ=ブレーキ)
から成り立っています。
わたしたちの体は、交感神経(アクセル)と副交感神経(ブレーキ)がバランスよく作用することで、
集中する時、休息する時をタイミングよく切り替えて、健康を保っています。
現代社会とストレス
しかしながら、現代社会は、家庭内や学校・会社・地域コミュニティの中での
役割・肩書、社会の中で要求される責任、複合的な人間関係、また日常生活で
無意識にとっている姿勢(デスクワークやスマホ)などなど、
精神的・肉体的に過剰なストレスにさらされることが多いように思います。
処理しきれないほどの数々のストレスに直面していると、
交感神経が過度に興奮し続けて(=アクセルを踏みっぱなし)体が休むことが出来ず、
ついには処理能力オーバーで悲鳴をあげてしまいます。
その結果、頭では休んでいるつもりでいても、実は交感神経のスイッチが切れておらず、
無意識状態の体は緊張から解放されていない、という事態に陥ります。
寝ても寝た気がしない、なかなか疲れが抜けない、趣味や余暇を以前ほど楽しめない、
のも交感神経の緊張が抜けず、
リラックスモードに入れないからかもしれません。
株式会社"あなた"が、ブラック企業ではいけません。
交感神経にもしっかりお休みを取らせてあげましょう。
施術で自律神経を整える
コリとはいわば、過度な緊張です。自力では緊張が解けなくなってしまった体に
外部から適度な刺激を加えることで、緊張が解けるきっかけを与え、
その結果筋肉が弛緩し、心地よくほぐれます。
またこり固まった筋肉は血管も圧迫してしまいますが、筋肉がほぐれることで血管も解放され、
滞った血流が回復します。
血流を正しく導くことで、たかぶった神経も落ち着き、
副交感神経優位=リラックスモードに、より入りやすくなります。
施術を行うことで、表面的な心地よさだけではなく、働きすぎの交感神経を休ませて
副交感神経にバトンタッチし、体の奥からリラックスに導くことができます。
副交感神経が働きだすと
交感神経と副交感神経は、互いに”興奮”と”鎮静"の作用をつかさどっています。
施術によって体がリラックスすると、副交感神経モード特有のさまざまな反応が表れます。
具体的には、
・体がぽかぽかする・じんじんじわじわ感じる〈血管拡張〉、
・お腹がグーグー鳴りだす・お腹が減る〈胃腸が活発に働く〉、
・眠くなる(中には実際にいびきをかいて眠ってしまう方もいらっしゃいますが)〈血圧低下〉など。
このように、施術を受けることは、コリをほぐし疲労を取り除くだけでなく、
乱れてしまった自律神経を整えて、
体のありようを正常化する効き目も期待できます。
体と心は表裏一体、お互いに深く影響し合っています。
健康な体が、心に健やかで前向きな力を、壁を乗り越える力をも与えてくれること、私は実感しています。