腰方形筋

腰の表面の『脊柱起立筋』から一層もぐったところに位置する、肋骨と骨盤の間を埋める筋肉。
腰痛の原因1・2を争う筋肉です。
上半身を左右に倒す側屈にも作用しますが、上半身と下半身の調整役としても重要な働きをします。
上半身と下半身をひねるテニスやゴルフのショットのようなタイミングで、体がぶれないように安定させるキーマンです。
また、座っている姿勢を維持するなど、静的な安定にも作用しています。

この腰方形筋、脚を組む習慣などで容易に左右のゆがみが生じ、右と左の足の長さに差を引き起こすこともあります。

運動などの偏った動きの反復や、腰に負担をかける姿勢などによって生じたトリガーポイントは、腰痛以外にも臀部・仙腸関節・股関節・脚に関連痛を飛ばし、ときには坐骨神経痛と判断(診断)されることもあります。

出典:誰でもできるトリガーポイントの探し方・治し方 p.157

姿勢の安定、特に座位の安定に関与することから、自覚症状はないのに押圧されて初めて固く疲労していることを認識するデスクワーカーの方、かなり多いです。


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