頭痛

寝不足だったり疲れているときに、「頭が痛いな」と感じた経験のある人も多いでしょう。
頭痛とひとことで言っても、その原因はさまざまです。
なかには放っておくと危険な頭痛もあります。

危険な頭痛

頭痛には、『一次性頭痛』と『二次性頭痛』の2種類があります。
病気などの原因から二次的に起こるのが、二次性頭痛です。見過ごすと危険なものも多く、くも膜下出血・椎骨動脈解離・脳腫瘍などから引き起こされる頭痛が当てはまります。
「今までに経験したことのない激しい頭痛」「痛みが増してくる頭痛」「痛みと共に手足の動きにくさなどを伴う頭痛」などは、一刻も早く病院を受診することが必要です。
また他にも、頬やおでこが痛む頭痛(副鼻腔炎)や、うつ病が頭痛を生じさせることもあります。

一般的な頭痛

一方、はっきりした病気などの原因がなく生じるのが、一次性頭痛。
私たち日本人のうち4割が慢性頭痛を抱えていると推定されており、その8割以上が一次性頭痛です。
私たちが日常的に経験する、いわゆる『頭痛』は、病的な原因がないため、頭痛そのものが命に関わることはありませんが、日常生活の質(QOL)を下げてしまうこともある、厄介な存在です。
一次性頭痛について詳しく見ていきましょう。

一次性頭痛はおもに3つに分類

一次性頭痛はおもに、次の3つに分類されます。
・片頭痛 ・群発頭痛 ・緊張型頭痛

片頭痛(偏頭痛とも呼ばれる)

・脳の血管が拡がって痛む
・ズキズキと心臓の拍動に合わせて痛むことが多いが、そうでない場合もある
・また、必ず「片」側に頭痛が生じるわけではなく、頭の両側に痛みを感じることもある
・前頭部や側頭部が痛むことが多く、吐き気やめまいをともなうこともある
・頭を動かすと痛みが増すので、家事や仕事、日常に支障をきたす
・音、光、匂いに過敏になるため、暗く静かな場所でじっと休みたくなる

群発頭痛

・20~40代の男性に多く、女性の3倍
・目の奥をえぐられるような激しい痛み
・充血、涙、鼻づまり、鼻水が出ることもある
・いったん始まると、数週間~数か月、決まった時間帯に(群発的に)激しい頭痛がおきる(15分~3時間)
・片頭痛と同じように脳血管の拡張が痛みの引き金になると推測されている

緊張型頭痛

・日本人の2割がこの頭痛を持っていると言われており、最も多い一次性頭痛
・首や肩の筋肉が過度に収縮して生じる頭痛で、別名『筋緊張性頭痛』ともいわれる
・頭全体がギューッと締め付けられるような痛みが出やすい

おもな特徴は以上の通りです。

片頭痛は、別名『血管性頭痛』とも呼ばれます。
それは、【脳の血管が何らかの理由で拡張→(血管周囲の)三叉神経を刺激→頭痛が生じる】というメカニズムにより生じるからです。
血管拡張には、血液中のセロトニンが関係しており、片頭痛の治療にはこのセロトニンの作用を弱める薬、トリプタン製剤が使われます。
(※ストレスなどで過剰に分泌されたセロトニンが、いったん血管を収縮させる。その後、リバウンドで血管が拡張)

最近特に注目されているのは、薬物乱用頭痛。(慢性頭痛の診療ガイドライン2013 p.263)
片頭痛もちの方が、鎮痛薬に頼りすぎて悪化させてしまう頭痛です。
仕事や勉強の集中力をそいで、日常生活にも支障をきたしてしまう頭痛に耐えるのは辛いですが、なるべくなら薬に頼らないようにしたいですね。

そこで、頭痛を予防するには…

頭痛の予防・対処法

片頭痛の原因は、セロトニンによる血管の収縮拡張。
そのためセロトニンの過剰分泌を促してしまうストレスを避けることが予防につながります。
(非常にシンプルですが、これが一番)

・疲労、空腹、アルコール摂取、精神的ストレス、を避けること。
・寝不足、寝過ぎねどを避けて規則正しい睡眠を心がけること。
 週末の寝だめや二度寝は避けましょう。

・また、チョコレート、チーズ、ハム、赤ワインなど、頭痛を誘発すると言われる食品の摂り過ぎに注意する。
・すでに痛みを感じ始めたら、早期にコーヒー、紅茶、緑茶などを飲む。
 (カフェインは血管を収縮させるので、痛みの初期に飲むと有効)
・ホルモンバランスの変化も引き金になり得るので、女性であれば婦人科を受診する。
ことなども、予防策として有効です。

注意が必要なのは、入浴やマッサージ。
血管拡張で痛みが生じるので、入浴やマッサージで血行がよくなると余計に増幅します。

(ちなみに片頭痛は、血管の収縮からの拡張=ストレスからのリバウンド、で生じやすいことから、日常的なストレスから解放される『週末』に起きやすいという傾向も、人によってはあります)

群発頭痛は、原因がまだはっきりとは解明されていないため、片頭痛と同様ストレスを避けることが今できる予防法でしょう。

緊張型頭痛は、無理・不自然な姿勢などで生じるコリから生じるものなので、
・長時間同じ姿勢をとらない
・ストレッチ、動かす、こまめに立ち上がる、ラジオ体操、などで体が固まらないよう心がける
・温めてコリをほぐす
などに気を付けましょう。

他にもこんなタイプの頭痛も

かき氷を食べている時に、突如こめかみに"キーン"と襲ってくる頭痛。
これには『アイスクリーム頭痛』という正式名称がつけられています。
頭痛自体が数分で治まるため、発症メカニズムは解明されていませんが、
1.冷たいものが喉を通過するときの刺激が三叉神経から脳に頭痛として誤って伝達されてしまう
2.冷たいもので冷えた口や喉を温めるための反射として、頭につながる血管が急激に膨張して痛みがでる
の2説が有力視されています。

また他にも、トリガーポイントからの関連痛による頭痛もあります。
緊張型頭痛の発展形とも言えますが、僧帽筋・胸鎖乳突筋・頭板状筋など個別の筋肉の個別のポイントがこり固まると、離れた部位に痛みを飛ばすという筋肉の性質からくる頭痛です。

えにしで改善できる頭痛は

慢性頭痛で最も多いタイプである、緊張型頭痛/筋緊張性頭痛は、コリが原因。
なのでコリを解消すれば、間違いなく頭痛は改善します。
さらに、後頭部・頭頂部・こめかみ・目の奥などのズーンとした重い頭痛は、トリガーポイント由来の場合が多いです。
緊張型頭痛と性質の似ているトリガーポイントからの頭痛は、えにしの得意分野。
一般的なマッサージでは届きにくい深層まで、しっかり圧を届けます。

しかし、ズキンズキン痛む拍動性の片頭痛にとって、血管拡張は痛みを助長してしまうため、施術が逆効果になる恐れがあります。
また、群発頭痛も同様に施術で痛みを増長する恐れがあります。

頭痛のタイプによって改善が図れるもの、そうでないものがありますので、ご自分の頭痛のタイプがはっきりしない場合、不安な場合は遠慮なくご相談ください。

  • 自宅などのくつろげる場所で施術を受けたい
    (他の人の気配に落ち着かない)
  • 移動の時間・手間が惜しい
    (また、着替え・メイクの手間も煩わしい)
  • 在宅勤務など、仕事の合間の空き時間を有効に使いたい
  • 家事・育児・介護など、家を離れられない
    (長時間家を空けられない、託せる人がいない)
  • 妊娠中で腰の痛みや肩こり、足のむくみが辛いけど、外出がしんどい
  • 施術後は、心地よくリラックスしたまま、そのまま眠りにつきたい
  • 自分へのちょっと贅沢なご褒美として

このようなご要望におこたえして、出張施術をおこなっています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。